大会長挨拶
ご挨拶
第10回筋ジストロフィー医療研究会を開催するにあたりご挨拶申し上げます。今回は第10回という節目の回であり、日本筋学会との合同開催でもあります。実は2年前にも合同開催の計画を進めていたのですが、コロナ禍のために実現できず、今回は再チャレンジとなります。是非とも成功させたいと思っています。
この10年間で筋ジストロフィーの臨床は大きく変化しました。特にビルトラルセンやヌシニルセンといった疾患修飾薬が承認されたことや、ロボットスーツが実用化したことは特筆に値することであり、筋ジス診療に大きな変革をもたらしました。2014年にはDuchenne型筋ジストロフィーの診療ガイドラインが、2020年には筋強直性ジストロフィーの診療ガイドラインが作成されています。またadvanced care planning(ACP)の考え方が普及し広く議論されるようになり、患者の意思を尊重した医療が求められるようになっています。さらには、この3年間のコロナ禍においては、神経筋疾患患者を感染から守ると同時にQOLを維持していくという難問に直面し模索する状況がずっと続いています。このような変化に如何に対応し、次の展開へつなげていくかについて、筋ジストロフィー診療に携わる全国の医療者が集まって議論できる場にしたいと考えています。医師、看護師のみならず多くの職種にご参加いただけるのも本研究会の特長です。
今回は合同開催ということであり、日頃あまり交流のない臨床家と基礎研究者が一堂に会して意見交換や情報共有を行い、親睦を深める学術集会にしたいと考えています。基礎と臨床の連携なくしては筋疾患研究のさらなる発展はないと思います。是非実りある会にしたいと思いますので何卒よろしくお願い申し上げます。
国立病院機構鈴鹿病院 久留聡
開催概要
大会名称 | 第10回 筋ジストロフィー医療研究会 |
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テーマ | みんなの叡智で拓く筋ジストロフィー医療の未来 |
会 期 | 2023年8月18日(金)~19日(土) |
会 場 | 千里ライフサイエンスセンター |
大会長 | 国立病院機構 鈴鹿病院 院長 久留 聡 |
事務局 | 国立病院機構鈴鹿病院内 〒513-8501 三重県鈴鹿市加佐登3丁目2番1号 TEL 059-378-1321 FAX 059-378-1321 E-mail 316-kanrika2[あ]mail[ど]hosp[ど]go[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。) |
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