筋ジストロフィー医療研究会

第4回研究会

大会長挨拶

会長:武田 篤

第4回大会を仙台で開催させて頂くことを大変光栄に存じております。

1964年5月に当時の厚生省が「進行性筋萎縮症対策要綱」を発表、それに基づいた入院施設整備として、国立西多賀療養所と国立療養所下志津病院にそれぞれ20床ずつの筋ジス病棟が開設されたのが本邦に於ける筋ジス医療の本格的なスタートになります。実は当院ではそれに先立つこと4年前、1960年に日本で初めて筋ジス患者さんの長期療養受け入れを開始しています。これは当時の院長であった近藤文雄先生のご英断によるものでした。複数の筋ジス患児を抱えたご家族が子どもたちの成長=疾患進行とともに、次第に生活に支障を来す様になったものの、どこの施設・医療機関からも受け入れを拒否されていた当時の状況は近藤先生のご著書(近藤文雄著:先生、ぼくの病気いつ治るの、中央公論社 1996)に詳しく記載されています。開設された当時の筋ジス病棟は重症患児が中心であり、今とはかなり異なっていました。実は1980年台、新人医師の私も160床まで増床となっていた当院の筋ジス病棟に勤務しておりますが、当時は十分な呼吸管理もできないまま、多くの方が20歳前後までに主に呼吸不全から亡くなられており、主治医として無力感に悩まされる日々であったと記憶しております。それから更に30年が経過し、生命予後は目覚ましく改善しました。また分子生物学を背景とした医学研究の進歩により原因遺伝子の解析も進み、根本的な治療法として遺伝子レベルでの治療の可能性も検討されるに至っております。

本研究会の立ち上げに大変尽力された第1回大会長の川井充先生から第4回大会を仙台で開催する様にとのご指示を頂いたのが昨年初めのことでした。当院の筋ジス医療に果たして来た役割から是非仙台での開催をとのお話を伺い、急なお電話に戸惑いながらもお受けしないとならないだろうと考えたことを思い出します。その後あまりにも突然、先生は黄泉の国に旅立たれました。先生の本研究会に掛ける熱意・意気込みを直に伺っていたものの一人として、今回の大会を開催させて頂くことに身の引き締まる思いを感じております。先生のご冥福をお祈りするとともに、その多大なるご功績を記憶に留める意味を込めて、今回は「川井充メモリアルレクチャー」と題して、筋ジス医療に多大なご貢献の有った講師の先生に特別講演を頂くこととしました。本研究会が筋ジス医療に関わるすべての方々の情報交換の場となり、筋ジス医療のさらなる向上に寄与できることを心より期待しております。

第4回 筋ジストロフィー医療研究会大会長
武田 篤(国立病院機構 仙台西多賀病院長)

開催概要

大会名称 第4回 筋ジストロフィー医療研究会
テーマ 筋ジストロフィー医療の未来を開く
会期 2017年10月13日(金)・14日(土)
会場 トークネットホール仙台(仙台市民会館)
〒980-0823 仙台市青葉区桜ヶ岡公園4-1
大会長 国立病院機構仙台西多賀病院長 武田 篤
事務局 国立病院機構仙台西多賀病院神経内科
〒982-8555 仙台市太白区鈎取本町2-11-11
TEL: 022-245-2111(代表)
FAX: 022-243-2530
E-mail: kinzisuiryou4[あ]nishitaga[ど]hosp[ど]go[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)

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第4回 筋ジストロフィー医療研究会バナー

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会場図

スケジュール

第1日目 10月13日(金)

時間A会場(小ホール)B会場(展示室)
9:30

受付開始

10:00 開会挨拶
10:20 10:20~11:10
 1-1.臨床研究(筋強直性ジストロフィー)

(大阪大学  高橋正紀)
10:20~11:30
 1-4.社会支援

(青森病院 大平香織)
11:20 【S1.一般病院での遺伝子検査】
(あきた病院 小林道雄)
国立病院機構仙台西多賀病院 髙橋俊明
国立病院機構仙台西多賀病院 八木沼智香子
国立病院機構新潟病院 小澤哲夫
11:40~12:20
 1-5.心理

(大阪大学 井村修)
12:30 【LS1.ランチョンセミナー】
(仙台西多賀病院 武田篤)
「日常ケアに役立つ進行期パーキンソン病の特徴」
国立病院機構旭川医療センター 木村隆

アッヴィ合同会社

13:40 【川井 充メモリアルレクチャー】
(東埼玉病院 尾方克久)
「国内外の連動を見すえた筋ジストロフィー医療の取り組み」
国立病院機構八雲病院 石川悠加
14:40 14:40~15:40
 1-2.人工呼吸器・医療安全

(あきた病院 齋藤雅典)
【S2.HALによるニューロリハビリテーション】
(熊本再春荘病院 石崎雅俊)
国立病院機構新潟病院 中島孝
国立病院機構徳島病院 島村麻木子
筋強直性ジストロフィー患者会 佐藤美奈子
15:50 【S3.クリニカルイノベーションネットワーク】
(神戸大学 粟野宏之)
国立病院機構刀根山病院 斉藤利雄
国立精神・神経医療研究センター 木村円
国立精神・神経医療研究センター 中村治雅
15:50~17:00
 1-6.摂食・嚥下・栄養

(医王病院 林瑶子)
17:00 17:00~17:50
 1-3.心理支援

(仙台西多賀病院 羽賀優一)
17:10~18:00
 1-7.呼吸

(大牟田病院 荒畑創)
18:00

世話人会

19:00

懇親会

第2日目 10月14日(土)

時間A会場(小ホール)B会場(展示室)
9:00 【S4.これからの筋ジストロフィーの呼吸管理】
(東埼玉病院 鈴木幹也)
国立病院機構鈴鹿病院 久留聡
国立病院機構徳島病院 橋口修二
国立病院機構仙台西多賀病院 中鉢則子/滝口尚子
9:00~10:00
 2-4.療養

(青森病院 小野亮平)
10:10 10:10~11:10
 2-1.臨床研究(福山型先天性筋ジストロフィー・ジスフェルリン異常症)

(東京女子医科大学 石垣景子)
【コメディカル立案企画シンポジウム】
(仙台西多賀病院 相沢祐一)
国立病院機構仙台西多賀病院 鈴木茉耶
株式会社サイバーエージェントウィル 星野浩輝
在宅就労実践者 坂本一磨
宮城県立西多賀支援学校 大築伸好
株式会社manaby(マナビー) 岡崎衛
11:20 【特別講演】
(仙台西多賀病院 武田篤)
「筋ジストロフィー治療研究の最前線」
東北大学 青木正志
12:20 【LS2.ランチョンセミナー】
(仙台西多賀病院 吉岡勝)
「在宅医療の現状と課題~訪問診療の実際~」
あおぞら診療所ほっこり仙台 田中総一郎

フィリップス・レスピロニクス合同会社

【LS3.ランチョンセミナー】
(仙台西多賀病院 高橋俊明)
「神経筋疾患への呼吸生理からのアプローチ」
東北大学 小川浩正

フクダライフテック南東北株式会社

13:30 【レクチャー】
(国立精神・神経医療研究センター 小牧宏文)
「倫理指針の改定について」
国立病院機構本部総合研究センター 伊藤澄信
14:10 【合同シンポジウム】
(刀根山病院 松村剛)
大阪大学 佐藤宏道
国立精神・神経医療研究センター 吉田寿美子
14:10~15:20
 2-5.リハビリテーション

(仙台西多賀病院 片山望)
15:20 15:20~16:30
 2-2.症例報告

(青森病院 高田博仁)
15:30~16:30
 2-6.臨床研究(その他)

(下志津病院 三方崇嗣)
16:40 16:40~17:20
 2-3.看護研究

(仙台西多賀病院 大森眞由美)
16:40~17:20
 2-7.循環

(国立精神・神経医療研究センター 瀬川和彦)
17:20 閉会挨拶

企画プログラム

特別プログラム

川井充メモリアルレクチャー 10月13日(金)13:40~14:30

「国内外の連動を見すえた筋ジストロフィー医療の取り組み~仙台西多賀病院から進められてきた原点を振り返って~」

座長 尾方 克久 国立病院機構東埼玉病院 臨床研究部長
演者 石川 悠加 国立病院機構八雲病院 診療部長

特別講演 10月14日(土)11:20~12:10

「筋ジストロフィー治療研究の最前線」

座長 武田 篤 国立病院機構仙台西多賀病院 院長
演者 青木 正志 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野 教授

レクチャー 10月14日(土)13:30~14:00

「倫理指針の改定について」

座長 小牧 宏文 国立精神・神経医療研究センター病院 臨床研究推進部長
演者 伊藤 澄信 国立病院機構本部総合研究センター センター長

シンポジウム

シンポジウム 10月13日(金)11:20~12:20

「一般病院での遺伝子検査」

座長 小林 道雄 国立病院機構あきた病院 神経内科部長
「一般病院でのSanger法シークエンス」
演者 髙橋 俊明 国立病院機構仙台西多賀病院 内科系診療部長
「仙台西多賀病院遺伝子検査室の実際」
演者 八木沼 智香子 国立病院機構仙台西多賀病院 臨床検査技師
「新潟病院における次世代シークエンサーの使用実績」
演者 小澤 哲夫 国立病院機構新潟病院 副院長

シンポジウム 10月13日(金)14:40~15:40

「HALによるニューロリハビリテーション」

座長 石崎 雅俊 国立病院機構熊本再春荘病院 神経内科医長
「HAL医療用下肢タイプの神経・筋8疾患での使用について」
演者 中島 孝 国立病院機構新潟病院 院長
「筋ジストロフィーに対するロボットリハビリテーションの実際」
演者 島村 麻木子 国立病院機構徳島病院リハビリテーション科 理学療法士
「意識が変われば、体も変わる-HAL®を体験して-」
演者 佐藤 美奈子 特定非営利活動法人筋強直性ジストロフィー患者会 副理事長

シンポジウム 10月13日(金)15:50~16:50

「データベースからクリニカルイノベーションネットワークへ」

座長 粟野 宏之 神戸大学大学院医学研究科小児科学分野 助教
「筋ジストロフィー病棟データベースから見えてくるもの」
演者 斉藤 利雄 国立病院機構刀根山病院 神経内科医長
「神経・筋疾患患者登録 Remudy」
演者 木村 円 国立精神・神経医療研究センター トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部 早期・探索的臨床試験室長/病院 クラスター病棟医長
「疾患レジストリによる臨床開発促進 クリニカルイノベーションネットワークについて」
演者 中村 治雅 国立精神・神経医療研究センター トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部 臨床研究支援室長

シンポジウム 10月14日(土)9:00~10:00

「これからの筋ジストロフィーの呼吸管理」

座長 鈴木 幹也 国立病院機構東埼玉病院 神経内科医長
「筋強直性ジストロフィーの呼吸障害」
演者 久留 聡 国立病院機構鈴鹿病院 院長
「筋強直性ジストロフィー患者における経皮的二酸化炭素分圧測定の利用」
演者 橋口 修二 国立病院機構徳島病院 副院長
「当院における人工呼吸器ワーキンググループの取り組みとその成果」
演者 中鉢 則子 国立病院機構仙台西多賀病院 看護師長
滝口 尚子 国立病院機構仙台西多賀病院 主任臨床工学技士 

コメディカル立案企画シンポジウム 10月14日(土)10:10~11:10

「筋ジストロフィーを生きる~新しい働き方がもたらす、療養と就労の両立に向けた取り組み~」

座長 相沢 祐一 国立病院機構仙台西多賀病院医療福祉相談室 医療社会事業専門職
「筋ジストロフィーを生き抜いた、彼の思いがつなぐもの」
演者 鈴木 茉耶 国立病院機構仙台西多賀病院医療福祉相談室 医療社会事業専門員
「障害者雇用の現状」
演者 星野 浩輝 株式会社サイバーエージェントウィル 取締役
「人生が変わる、人との出会い~夢にも思わなかった『一人暮らし』と『社会人』~」
演者 坂本 一磨 在宅就労実践者
「あきらめることは当たり前じゃない~障害や病気を抱えた生徒への就労支援~」
演者 大築 伸好 宮城県立西多賀支援学校 進路指導部長
「自分らしく働くために~在宅訓練、在宅就労という選択肢~」
演者 岡崎 衛 株式会社manaby(マナビー) 代表取締役

筋ジストロフィーのCNS障害研究会合同シンポジウム 10月14日(土)14:10~15:10

座長 松村 剛 国立病院機構刀根山病院 臨床研究部長 
「Duchenne型筋ジストロフィー患者の絵画表現」
演者 佐藤 宏道 大阪大学大学院医学系研究科認知行動科学教室 教授
「Becker型筋ジストロフィーにおける精神症状について」
演者 吉田 寿美子 国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部長/精神科外来医長

共催セミナー

共催セミナー(ランチョンセミナー)

10月13日(金)12:30~13:30 アッヴィ合同会社

「日常ケアに役立つ進行期パーキンソン病の特徴」

座長 武田 篤 国立病院機構仙台西多賀病院 院長
演者 木村 隆 国立病院機構旭川医療センター 統括診療部長
10月14日(土)12:20~13:20 フィリップス・レスピロニクス合同会社

「在宅医療の現状と課題~訪問診療の実際~」

座長 吉岡 勝 国立病院機構仙台西多賀病院 臨床検査部長
演者 田中 総一郎 医療法人財団はるたか会あおぞら診療所ほっこり仙台 院長
10月14日(土)12:20~13:20 フクダライフテック南東北株式会社

「神経筋疾患への呼吸生理からのアプローチ」

座長 高橋 俊明 国立病院機構仙台西多賀病院 内科系診療部長
演者 小川 浩正 東北大学大学院医学系研究科産業医学分野 准教授

一般演題

一般演題リスト

演題申込

演題申込はこちらのテンプレートをダウンロードして抄録を作成し、電子メールに添付して kinzisuiryou4[あ]nishitaga[ど]hosp[ど]go[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)に送信してください。

演題申込テンプレート Word

発表者は頭に○を付けてください(筆頭演者以外が発表者の場合は適宜○を移動させてください)。
抄録の本文は1,000字以内で作成ください。
抄録のファイル名は「発表者氏名_演題名の頭5文字」としてください。
(例)西多賀太郎_筋ジストロ
メールの件名は「演題申込」としてください。
メールが届きますと自動返信メールが送信したアドレスに送られます。届かない場合は学会事務局にご連絡ください。
抄録に不備がある際は後日お問い合わせをいたします。
申込締切日までは抄録の修正や取り消しが可能です。kinzisuiryou4[あ]nishitaga[ど]hosp[ど]go[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)にメールでご依頼ください。その際は件名を「抄録修正」や「抄録取り消し」としてください。
発表日時は事務局に一任させてください。

症例検討の演題も歓迎します。

申込期間

2017年6月9日(金)~2017年7月31日(月)
演題申込を8月7日(月)まで延長しました。
演題申込を終了しました

注:日本筋ジストロフィー看護研究会第5回学術集会の演題申込は別方法になります。

参加申込

事前参加申込は下記のボタンよりお申込ください。

事前参加申込

事前参加申込期間

2017年6月21日(水)~2017年7月31日(月)
事前参加申込を9月30日(土)まで延長しました。 ※これ以上の延長はありません。

参加費

事前申込 3,000円
当日申込 4,000円

懇親会費

医師・歯科医師 6,000円
その他 3,000円

※参加費・懇親会費は、当日受付で申し受けます。

※日本筋ジストロフィー看護研究会第5回学術集会の事前参加申込も兼ねています。

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